星に願いを…と思ったら既に消えている流れ星。
そんな流れ星がたくさん現れる夜空のイベントと言えば、流星群ですね。
毎年ある程度決まった時期に現れるのですが、前もって準備を整えていないと見逃してしまう事も少なくないですよね。
数が多い流星群もあれば、なかなか見れないレアな流星群もあります。
そんな事を言われたら、「数が多い流星群を見逃さずに願い事を言いたい!」と思うのは私だけでは無いはずです。
そこで今回は、2019年に肉眼で見れる流星群の一覧カレンダー【最新版】をご紹介します。
カレンダーでは簡易的に
・流星群名
・観測期間
・極大日時
・月齢
・速度
・観測条件
について知ることが出来ます。
記事内では流星群観測によく出てくる「月齢」についても触れていますので、観測に最適な日時を事前に知ることができると思いますよ。
前もってスケジュールを立てて家族で流星群を楽しんだり、パートナーとロマンチックな夜を楽しむためのお役に立てれば嬉しく思います。
【最新版】2019年に肉眼で見れる流星群の一覧カレンダー
流星群名 | 期間 | 極大日時 | 月齢 | 速度 (km/s) | 観測条件 |
しぶんぎ座 | 12月28日~1月12日 | 1月4日 11:00 | 27.8 | 41 | ○ |
4月こと座 | 4月14日~4月30日 | 4月23日 9:00 | 17.6 | 49 | ✕ |
みずがめ座η | 4月19日~5月28日 | 5月6日 23:00 | 1.6 | 66 | ◎ |
6月うしかい座 | 6月22日~7月2日 | 6月28日 7:00 | 24.5 | 18 | ✕ |
みずがめ座δ南 | 7月12日~8月23日 | 7月28日 | 25 | 41 | ◎ |
やぎ座α | 7月3日~8月15日 | 7月30日 | 28 | 23 | ◎ |
ペルセウス座 | 7月17日~8月24日 | 8月13日 16:00 | 12.2 | 59 | △ |
10月りゅう座 | 10月6日~10月10日 | 10月9日 15:00 | 10.5 | 20 | ✕ |
オリオン座 | 10月2日~11月7日 | 10月22日 8:00 | 23 | 66 | △ |
しし座 | 11月6日~11月30日 | 11月18日 | 21.1 | 71 | ✕ |
ふたご座 | 12月4日~12月17日 | 12月15日 4:00 | 18.2 | 35 | △ |
こぐま座 | 12月17日~12月26日 | 12月23日 12:00 | 26.5 | 33 | △ |
しぶんぎ座 | 12月28日~1月12日 | 1月4日 17:00 | 9 | △ |
こうして見比べてみると期間は当然としても、極大日時や観測条件の差がとても大きい事に気が付きます。
速度に関しては、例えば6月うしかい座の 18km/s と、しし座の 71km/s とでは実に 58km/s もの差がありますよね。
58km/s…つまり秒速58kmと言えば、2018年に関西空港に大打撃を与えた台風と変わりません。
って言われても実感わかないので時速に換算しますと……208.8km/hになります。
つまり、一言で流星群と言っても新幹線並の速度差があるということになります。
ところでこの表にも書いてあって、流星群観測の時には必ずと言っていいほど目にする「月齢」って何でしょう?
何となく分かっているようで説明を求められたら答えられない…と言う方も多いのではないでしょうか?
恥ずかしながら私がそうでしたので、次項で分かりやすく解説していきますね。
月齢とは?を分かりやすく解説!
よく耳にするけどイマイチ分からない、月齢とは何でしょう?
月齢を分かりやすく言うと月の満ち欠けの状態を知るための目安です。
真っ黒で何も見えない状態の月を新月と言い、まん丸な状態を満月と言います。
これを基準として、新月を月齢0として翌日を1、翌々日を2としながら数を増やして行き、満月は15というのが大まかな目安になります。
新月(しんげつ) 月齢0
太陽と月と地球が一直線上に並ぶので、肉眼では見えない状態の月です。
三日月(みかづき) 月齢2
弓や剣や眉に例えられたり、初月、若月とも言われます。
上弦(じょうげん) 月齢7
新月から満月に向かう過程の半月で、弓に似ているので弓張月とも言われます。
十三夜(じゅさんや) 月齢12
これから満ちていく月で、満月に次いで美しいとされ月見をの風習もある月です。
満月 (まんげつ) 月齢15
十五夜、望月とも呼ばれ、いちばん丸い状態の月です。
更待月(ふけまちずき)月齢19
夜更にあがってくるという意味の月です。
下弦 (かげん) 月齢22
満月から新月に向かう半月です。
二十六夜(にじゅうろくや)月齢26
三日月を反転させた形で逆三日月と呼ばれたり、有明(夜明け)の月と呼ばれる月です。
出典:nomu.com
上記以外にも月の呼び名はたくさんあり、「ほぼ全て毎日の月に名前があるのでは?」と思ってしまいます。
月の見え方1つに違いを感じて名前を付け、夜空の月を楽しみにしていたであろう古来の日本人の感性に驚きます。
とは言え今回は流星群の記事なので、本題に戻ります(汗)
流星群観測に最適な月齢は?
一瞬で消えてしまう流星群の観測には、少しでも光が少ないほうが好条件です。
ネオンや街灯はもちろんのこと、月の明かりでさえも同じです。
ですので流星群観測に最適なのは、月明かりのない新月ということになります。
つまり、月齢0の新月の夜が流星群の観測に最も適しているということですね。
新月0、満月15と覚えておけば、流星群観測の予定を立てる時にベストな日時が選びやすくなると思います。
2019年の流星群は条件的には厳しいですが、7月末に極大を迎える「みずがめ座δ(デルタ)」と「やぎ座α」は、ともに月齢28なので新月に近い好条件です。
ちょうど夏休み期間ですので、たまには家族で夜更かししてゆっくり流星群観測というのも、お子さんは楽しいと思いますよ。
2019年7月~12月に見られる流星群はこちらです!
7月12日~8月23日
7月3日~8月15日
12月17日~12月26日
12月28日~1月12日
まとめ
・2019年6月以降の流星群観測は「みずがめ座δ」「やぎ座α」をチェック!
・月齢は月の満ち欠けの目安で、新月0~満月15
・流星群観測には新月に近いほうが適している
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント