高校2年の選手権制覇でその名を広めたかと思えば、2018年には高卒ルーキーとしてヴィッセル神戸で華々しいデビューを飾り、大活躍中の郷家友太(ごうけ ゆうた)選手。
ヴィッセル神戸ではスペイン代表のアンドレス・イニエスタと、ドイツ代表のルーカス・ポドルスキという、世界レベルの豪華メンバーと共にプレーし、その才能にさらなる磨きをかけています。
そんな郷家友太選手が目指すのは、ゴールも決めれてゲームメークもできる、つまり何でもやれる選手なのだそうですが、適正ポジションが無いという事は一体どういう事なのでしょうか?
気になりますのでプロフィールや経歴よりも先に、さっそく見ていきましょう!
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郷家友太選手には適正ポジションが無いって本当?
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日本代表の選手を捕まえて適正ポジションが無いとか言うのは勇気が要りますね(笑)
でもこれは私が言っているのではなく、郷家友太選手が言っている事なんです。
正確には「あえて適性ポジションを作らないスタンス」なんですね。
どのポジションでも出来るユーティリティプレイヤー、しかも高いレベルで結果を出せるマルチロール、そんな所を目指しているのでしょう。
実際にヴィッセル神戸でも登録はミッドフィールダーですが、これまでトップ下やサイドハーフ、ボランチなど、複数のポジションを器用にこなしてきました。
2018年のリーグ戦では 2得点2アシスト、さらにルヴァンカップでも1ゴールも決めています。
そんな郷家友太選手のプロフィールや経歴を見ていきましょう。
郷家友太選手のプロフィール
出典:ヴィッセル神戸
名前 郷家友太(ごうけ ゆうた)
出身地 宮城県多賀城市
生年月日 1999年6月10日
身長/体重 185cm/74kg
血液型 A型
利き足 右
スパイク ナイキ ファントムビジョン
ポジション MF(ミッドフィールダー)
背番号 6
所属チーム ヴィッセル神戸
今大会、ミッドフィールダ-として登録されている郷家友太選手の身長は185cmもあり、とても恵まれた体格と言えます。
ワールドカップ出場国のポジション別平均身長を見ても、ミッドフィールダーで185cmを超えている国はありません。
ギリシャ代表の183.7cmとドイツ代表の183cmが一番高い国なので、いかに郷家友太選手が恵まれた体格なのかが分かりますよね。
ところがこの恵まれた高身長は高校1年生の時に一気に10cm以上も伸びたそうで、成長痛でヒールパスが出来なくなったりトラップやキックの感覚が変わってしまったりと、身体が戸惑ったせいで苦労した面もあるようです。
でも郷家友太選手は「身長が高いから下手だとは言われたくない」と、朝練が終わってからも地道にパスの練習を繰り返し、その結果パスの精度が増したと語っていました。
どんな物事にも必ず良い面と悪い面があり成功の影には必ず努力がある、とても良い見本のような経験ですね。
現在はヴィッセル神戸で活躍している郷家友太選手ですが、元々は宮城県出身なのですね。
宮城から神戸に拠点を移すまでの経歴を見てみましょう。
郷家友太選手の経歴
出典:ヴィッセル神戸
天真小学校 鶴ヶ谷SSS
ベガルタ仙台ジュニアユース
青森山田中学校
青森山田高校
ヴィッセル神戸 (プロ)
宮城県の天真小学校鶴ケ谷SSSからベガルタ仙台Jユースを経て、サッカーの名門青森山田中学、青森山田高校へと進学します。
多くのプロサッカー選手がクラブチームの下部組織で経験を積む中、郷家友太選手は高校サッカーからそのままプロになったという経歴の持ち主です。
7から10は青森山田高校の出世コース?
そして名門青森山田高校サッカー部には、ダブル・エースナンバーと呼ばれる7番と10番の背番号があります。
それが郷家友太選手の先輩である高橋壱晟選手が高2で7番を背負い高3で10番を背負い、その後プロ(ジェフユナイテッド千葉→レノファ山口→モンテディオ山形)になったという流れから、青森山田高校サッカー部では7番→10番は出世コースとも言える伝統の系譜になったのです。
もちろん郷家友太選手は高2の時に7番、高3の時に10番を背負い周囲の期待に応える活躍をしました。
郷家友太選手の日本代表歴
U-18日本代表
コパ・デル・アトランティコ(2017年)
U18リスボン国際トーナメント(2017年)
U19-Four Nations(2017年)
AFC U-19選手権2018・予選(2017年)U-19日本代表
インドネシア遠征(2018年)
ロシア遠征(2018年)
メキシコ遠征(2018年)
AFC U-19選手権(2018年)
ブラジル遠征(2018年)U-20日本代表
FIFA U-20ワールドカップ(2019年)出典:Wikipedia
本人は嬉しくない郷家タオル?
青森山田高校時代の先輩で、現在は東京学芸大の原山海里選手がいます。
原山海里選手はロングスローの名手と言われ、チームの得点源になる驚異的なスローインが出来る選手でした。
その驚異的なロングスローの精度を上げるためにスローインの前には白いタオルでボールを拭くのですが、ピッチに置いてあるそのタオルは「原山タオル」と呼ばれていました。
原山選手は郷家選手にロングスローの素質があると見抜き、そのノウハウを徹底指導したそうです。
そのお陰で郷家選手のロングスローは格段にレベルアップし、得点源になる場面も多くなりました。
そしてピッチには郷家タオルが置かれるようになったのですが、その事に本人は「この大会で『ロングスローの郷家』という印象がついてしまった……。それは僕の本意ではないんです」と語っていました。
スローインで合わせるのではなく、ラインの中で合わせるプレーで有名になりたかったという純粋な本音でしょうけれど、現在ではその通りになってます。
有言実行、本当に素晴らしいと思います。
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U-20ワールドカップポーランド2019日本代表メンバーと試合日程
※随時更新中です
まとめ
恵まれた体格と頭脳、そして弛まぬ努力でプロサッカー選手としてデビューした郷家友太選手。
所属するヴィッセル神戸では、イニエスタやポドルスキというワールドクラスの選手と共にプレーする恵まれた環境で急激な成長を遂げています。
そこで日々吸収している事をポーランドで吐き出して欲しいですね。
郷家友太選手はターンにこだわっているようですので、中継ではターンにも注目しましょう。
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