みずがめ座η(エータ)流星群が毎年GW頃に活発になるのに対し、みずがめ座δ(デルタ)流星群は毎年7月末頃から8月上旬にかけて活発になる流星群です。
そして2019年は7月12日~8月19日に活発になると予測されています。
ただ、この時期のみずがめ座流星群はとても複雑な群構造をしていて、以下の4つの群で成り立っています。
みずがめ座δ北群 (NDA)
みずがめ座δ南群 (SDA)
みずがめ座ι北群 (NIA)
みずがめ座ι南群 (SIA)
主力はみずがめ座δ南群(SDA)とされていますが、それぞれが極大(ピーク)を迎えるため、これらの群を区別するのはとても難しいと言われています。
その上、さらにやぎ座流星群も加わるため、正確に分離した観測は困難なのです。
今回、この記事に書いているみずがめ座δ(デルタ)流星群とは、みずがめ座δ南群 (SDA)の事を指しています。
正確に分離した観測は難しいとは言っても、子ども達はちょうど夏休みの時期でもありますから、親子で観測するにはちょうど良い流星群とも言えますよね。
そして2019年のみずがめ座δ(デルタ)流星群の極大(ピーク)は、7月28日の日没後から夜半過ぎまでと言われています。
1時間に10個程度の流星が見られるのではないかと予測されています。
とは言え日本列島は縦長ですから、日没時間に結構なばらつきがありますよね?
みずがめ座流星群2019のピークは何時頃?地域別の正確な時間を調査!
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こちらで日の出時間を調査した際には、最大で約90分もの差があることが分かりました。
という事でせっかくの流星群を見逃さないためにも、地域別の正確な日没時間を調査しました。
2019年のみずがめ座δ(デルタ)流星群の極大(ピーク)を見逃さないために、
・どの方角を見れば良いのか?
・地域別の正確な日没時間は?
・観測する上で注意点は?
・持っていくと便利なアイテム
について解説していきますので、バッチリ準備をして見逃さないようにしたいですね。
2019年の水瓶座δ(デルタ)流星群の方角はどこを見る?
2019年7月28日の月齢は25で月が昇るのは夜明け前になりますので、流星群を観測する上で月明かりの影響は限定的とされています。
日没後から夜半過ぎまでは好条件でみずがめ座δ(デルタ)流星群を観測出来ると言われています。
そして、みずがめ座δ(デルタ)流星群を観測する方角についてですが、一言で言ってしまうとどこでも構いません(笑)
空全体をぼんやり眺めていれば観測出来ますが、強いて言うならば放射点のある南西の空を見てみて下さいね。
放射点についての解説はこちらをどうぞ↓
2019年7月28日の地域別の正確な日没時間は?
みずがめ座δ(デルタ)流星群のピークは2019年7月28日の日没から夜半過ぎまでと言われても、日の出や日の入り時間というのは季節や地域でかなりの違いがあります。
そこで、各都道府県主要都市別の2019年7月28日(日)の日の入り時間をまとめましたので、参考になさって下さいね。
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ちなみに夜半過ぎとは、午前0時から午前2時頃までという認識で大丈夫です。
2019年7月28日(日)の日本各地の日没から午前2時くらいまでが、みずがめ座δ流星群のピークという事になりますね。
と言ってもピーク(極大)が7月28日なだけであって、みずがめ座δ流星群自体は7月12日~8月19日の期間であれば観測出来ます。
ですから、もしも7月28日が忙しかったり天気に恵まれなかったりしても大丈夫ですので、他の日に出掛けてみてくださいね。
次に観測する時の注意点、どんな場所に行けば見やすいのか?望遠鏡等の持ち物は必要なのか?について見てみましょう。
2019年のみずがめ座δ(デルタ)流星群を観測する上で注意点は?
2019年のみずがめ座δ(デルタ)流星群を観測するにあたり、特別な用意は必要ありません。
月明かりの影響も大きくなさそうですので、街中でなければ肉眼でも十分見えます。
出来ればですが、高層マンションのように視界を遮るものがない広い場所で、なおかつ電気の光から遠い場所が望ましいと思います。
郊外の山や海のように人工的な光が無い場所ならばベストですね。
そういう理想的な場所に行けば天の川も綺麗に見えると思いますので、流星群だけではなく純粋な天体観測としても楽しめますね。
ただ郊外の自然豊かな場所、しかも夜となると自然の中の野生動物が活発になります。
私も山道で、鹿や狸と頻繁によく遭遇します。
ですから運転中はもちろんの事、観測中も周囲に気を配るようにしたいですね。
流星群観測に持っていくと便利なアイテムは?
真夏の夜中に自然豊かな場所で空を見る…
そう言うと格好良く聞こえますが、実際は様々なリスクと隣合わせだったりします(笑)
特別な準備も不要で誰でも気軽に出来る流星群観測ではありますが、先程お話したような自然界で生活する野生動物はもちろんのこと、気温や虫の影響もあったりします。
という事で、2019年みずがめ座δ流星群観測に持っていくと便利なアイテムをご紹介します。
実は星座盤や方位磁石等もあれば便利なのですが、こちらはスマホのアプリでも代用可能なので以下には記載してありませんので、お好きな方を選択なさってくださいね。
虫よけ対策グッズ
夏!山!夜!と言えば虫!!ですよね。
刺されても食われてもカブれても不快でしかありませんから、虫よけ対策は万全にしておいて下さいね。
ビニールシート
いつ出現するか分からない流星を、ただひたすら夜空を見上げながら待ち続けるのが流星群観測ですよね?
これは経験者にしか分からないことですが、ずーっと夜空を見上げ続けるのって、物凄く疲れます。
首から肩から背中腰、あらゆる所が同じ姿勢を続けるので負担が大きくなり、ふと動こうと思ったら「いてて…」なんて事もあります。
という訳で星空や流星群を観測するのなら、寝っ転がって空を見ていられるビニールシートは必須です!
この商品は以下のような特徴から、楽天のレジャーシート部門で、デイリーランキング1位獲得した売れ筋商品なんです。
・持ち運びのしやすさ
・厚手なのに柔らかくて手触りの良い生地
・汚れ落としが簡単で水洗い可能
アウトドアでの使用が前提なので、厚手で汚れ落としが楽なのは助かりますよね。
見た目も可愛いので海水浴や運動会等で広げていても、他の人と被りにくいのも嬉しいポイントです。
懐中電灯
月明かりも少なくて街灯もない山の中、流星群観測のベストポジションを探し求めてさまよっていたら滑って転んで大ケガして、「ベッドの上が俺のベストポジションです!」とか言われても笑えませんよね(笑)
という事で流星群観測するなら、他の観測者さんや自然動物の邪魔にならないように自分の足元を照らせる懐中電灯はマストアイテムです!
ちなみにLEDライトには虫が寄って来ませんので、虫除け対策の点で考えても屋外での使用にはピッタリですよね。
気温対策
学校は夏休み真っ只中の7月12日~8月19日で、近年の日本列島は酷暑の真っ只中でもあります。
とは言え深夜ともなると気温の高低差が出てきますので、「暑さ」や「寒さ」への準備もしておきたいですね。
自然の中での観測ですから自動販売機やコンビニも無いことを想定して、水分や上着は持参しておくと安心ですね。
🌠水瓶座δ流星群2019都道府県・地域別おすすめスポット
まとめ
2019年のみずがめ座δ(デルタ)流星群の極大(ピーク)を見逃さないためには…
• 7月28日の日没後から夜半過ぎ
• 郊外の山や海のように見晴らしの良い場所
• 自然動物に注意
を頭に入れておくといいですね。
そしてあくまでもピークが7月28日というだけで前後の何日間かは流星群を見ることは可能ですから、仮に見逃したとしても大丈夫です。
たくさんの流星が見れるといいですね。
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