冬の花園、またはラグビー甲子園などと呼ばれる「全国高等学校ラグビーフットボール大会」で、大阪桐蔭高校の初優勝に多大な貢献をした奥井章仁(あきと)選手。
2連覇を狙う2019年は3年生になり、主将を任されています。
さらには20歳以下が参加資格を持つ、ワールドラグビーU20日本代表に飛び級で選出されているラグビー界の期待の星です。
驚くのが身長178センチ、体重107キロというラグビー向きの恵まれた体格を持ちながら、50mを6秒8で走る脚の速さです。
「巨漢は走るのが遅い」という固定観念を見事にぶっ壊してくれました(笑)
まさにラグビーをやるために生まれてきたかのような奥井章仁選手ですが、実は中学時代は違うスポーツをやろうとしていたのだとか。
そのスポーツとは、果たして何でしょう?
そして高校3年生と言うことで卒業後はどうするのか?進路も気になりますよね。
という訳で今回は、
- 中学で身長170の○○だった?
- 経歴と今後の進路予想!
- プロフィール
についてまとめてみました。
最後の方に、奥井章仁選手がラグビーをプレーしている動画も載せておきます。
この動画を注意深く見ているとある事に気付くのですが、気付くと奥井章仁選手のことをますます好きになりますよ。
どうぞお楽しみに~
出典:スポニチAnnex
奥井章仁は中学で身長170の○○だった?
出典:Twitter
お父さんがラグビー経験者だったということもあり、楠葉西小学校1年生の頃から「枚方ラグビースクール」でラグビーを始めた奥井章仁選手。
それと同時期に「西船橋子供会」でソフトボールを始め、小学校を卒業するまで続けます。
このソフトボールでの捕球の構えを繰り返した事が、ハンドリングの良さに好影響を及ぼしたと話していました。
人生にムダな事は何一つ無いと言いますが、本当にその通りだと思います。
そして驚くことに、小学校6年生の時点で身長170cm・体重80kgという小学生離れした体格で、ポジションは投手でした。
投げては速そうですし、打てば飛びそうですし、走れば速いのですから大活躍していたことでしょう。
まさにエースで4番といった所でしょうか。
当然、奥井章仁選手本人も中学で野球をしようか迷ったらしいのですが、親から「身体がデカいから」とラグビーを勧められてラグビー部に入ったそうです。
もしその時に野球部を選択していたら、今頃は甲子園で活躍していたかも知れませんよね。
走攻守全てを兼ね備えた、第2の大谷翔平選手になったかも?
そんな奥井章人選手の中学校時代を見てみましょう。
奥井章仁の中学時代
出典:大阪日日新聞
奥井章仁選手は地元である大阪府枚方市の、楠葉(くずは)中学校に通学していました。
楠葉中学校はラグビーの強豪校として知られており、奥井章人選手もラグビー部に入部して大阪府で3位という結果を残しています。
画像は、近畿、北陸、東海、中国、四国の代表が頂点を競ったラグビーの「第37回関西中学生大会」「第18回関西中学生ジャンボリー大会」に参加した時のものです。
この時、奥井章仁選手は大阪府選抜チームのキャプテンとして参加していて、身体を張ってチームを鼓舞していたそうですよ。
残念ながら優勝する事は出来ませんでしたが、その活躍ぶりに惚れ込んだ1人の男によって、奥井章仁選手の進路が変わったのです。
綾部正史さんとの出会い
奥井章仁選手の自宅から自転車で20分の距離に、東海大大阪仰星というラグビーの強豪校があります。
当然こちらに進学する予定だったと思うのですが、大阪桐蔭高校の監督である綾部正史さんから熱烈な勧誘を受けて、大阪桐蔭高校への進学を決意したのだそうです。
大阪桐蔭高校進学を決めた理由について、奥井章仁選手は「FWでガツガツ行くところに惹かれました。また、まだ日本一になっていなかったので、大阪桐蔭で日本一になりたかった!」と語っていました。
その言葉通り、奥井章仁選手が高校1年生の時には準優勝、高校2年生の時には見事に初優勝を決めました。
綾部正史監督の熱意も素晴らしいですし、有言実行する奥井章仁選手も凄いですよね。
そんな奥井章仁選手のプロフィールを見てみましょう。
奥井章仁のプロフィール
出典:Twitter
名前 奥井 章仁(おくい あきと)
生年月日 2001年9月17日
出身 大阪府枚方市
身長 178cm
体重 107kg
家族 両親・姉
現在は3年生になり体重も107kgもある奥井章仁選手ですが、大阪桐蔭高校に入学した当時は体重90kg後半でした。
そこから
- 毎日朝は400g、昼と夜は700gの白米を食べる
- グラウンドへの移動はバスを使わず走り込む
- 毎週1回フィジカルトレーニングに絞る
- 豚肉よりも鶏肉を食べる
を徹底して、今の身体を作り上げたそうです。
その甲斐もあり、ベンチプレスは120kgを上げるそうですよ。
ちなみに大阪桐蔭ラグビー部の練習場所は、こんな感じの所です。
出典:大阪桐蔭高等学校
バスが出ているくらいですから、結構距離があるのでしょうね。
練習前はまだいいとしても、練習後でクタクタになっている時も走って移動するのはキツイですよね~
しかも練習は毎日のようにあるでしょうし。
大阪桐蔭の初優勝という功績の影には、こういった地道な努力の積み重ねがあったのですね。
継続するのは中々地道な継続に勝るものはないと、改めて思い知らされますね。
奥井章仁選手の進路は?
出典:Yahoo JAPAN
高校3年生の奥井章仁選手、花園での2連覇も気になりますが、卒業後の進路も気になる所です。
進学か?プロ入りか?まさかラグビー辞めて就職はないと思いますが、将来については「大学にいって、そしてトップリーグに行って、できればラグビーが好きなのでラグビーで食べていきたい!」と話していました。
という事は、大学進学は確定ですね。
ではどこの大学に行くのか?ということですが、過去8年間の大阪桐蔭高校ラグビー部の進学先がこちらです。
何かヒントがあるかも知れません。
[平成22年度]
中央大学、拓殖大学、専修大学、関東学院大学、関西学院大学、関西大学、近畿大学、
京都産業大学、龍谷大学、大阪体育大学、天理大学、大阪国際大学、大阪電気通信大学[平成23年度]
明治大学、法政大学、中央大学、関東学院大学、関西大学、立命館大学、近畿大学、
天理大学、龍谷大学、甲南大学、摂南大学、帝塚山大学、シドニー大学[平成24年度]
防衛大学校、流通経済大学、日本大学、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学、
京都産業大学、近畿大学、龍谷大学、大阪体育大学、摂南大学、大阪産業大学、びわこ成蹊スポーツ大学、
宝塚医療大学、名古屋経済大学[平成25年度]
筑波大学、帝京大学、流通経済大学、日本大学、拓殖大学、関西大学、関西学院大学、
立命館大学、近畿大学、龍谷大学、大阪体育大学、摂南大学、天理大学、宝塚医療大学[平成26年度]
帝京大学、大東文化大学、日本大学、関西大学、立命館大学、近畿大学、天理大学、
摂南大学、大阪体育大学、龍谷大学、関西外国語大学[平成27年度]
筑波大学、中央大学、大東文化大学、関西大学、立命館大学、近畿大学、天理大学、
龍谷大学、大阪体育大学、関西外国語大学、摂南大学[平成28年度]
帝京大学、中央大学、大東文化大学、専修大学、立正大学、関西大学、立命館大学、
近畿大学、龍谷大学、大阪体育大学、摂南大学、関西外国語大学、大阪工業大学[平成29年度]
帝京大学、中央大学、大東文化大学、専修大学、東洋大学、関西大学、立命館大学、
近畿大学、甲南大学、龍谷大学、大阪体育大学、摂南大学、大阪工業大学、九州協立大学、大阪産業大学出典:大阪桐蔭高等学校
2019年現在、ラグビーの強い大学と言えば帝京大学、東海大学、明治大学、天理大学、大東文化大学、早稲田大学、流通経済大学などが思い浮かびます。
過去8年のデータを見ると大阪桐蔭高校からの進学者もいるようですから、奥井章仁選手が進学する事も予想出来ますね。
ただ奥井章仁選手は大阪桐蔭の先輩である中野光基選手(帝京大)と、日本代表の布巻峻介選手(早稲田卒)に憧れていますから、帝京大と早稲田が進学先としては有力な気がします。
そうかと思えば高校進学時のように、監督からの熱い勧誘で予想外の進路を選ぶかも知れませんよね。
とは言えどこに進学しても、大活躍は間違いないでしょう。
ケガに気をつけて、大好きなラグビーを謳歌してほしいですね。
ではお待たせしました!
次は奥井章仁選手のプレー動画をご紹介します。
奥井章仁選手のプレー動画
「本当に1年生?!」ってツッコミ入れたくなりますよね(笑)
周囲はほとんど上級生なのに、全く引けを取っていません。
と言うか、むしろ圧倒しています。
動画を見て気付いた方もおられるかも知れませんが、奥井章仁選手は倒された後で味方にボールを渡す際、味方が取りやすい場所にボールを差し出しているんですよね。
自分自身は倒されて対戦相手も味方もごちゃごちゃになっている中で、味方がボールを取りやすいように差し出している…こういった何気ない所作の中にこそ、人柄は現れると思います。
ただ単に周囲が全部先輩だから、気を使わざるを得ないのかも知れませんが(笑)
仮にそうだったとしても、緊張した試合中にも関わらずそれを徹底出来るのは素晴らしいと思います。
見るからに優しそうな奥井章仁選手、可愛らしい見た目とパワフルなプレーで女性ファンが増えそうですよね。
まとめ
奥井章仁選手は
- 野球選手になっていたかも知れない
- 高校卒業後は大学進学(行き先未定)
- 思いやりと気配りが出来る優しい性格
という事が分かりましたね。
花園2連覇もそうですし、ワールドラグビーU20での活躍にも期待しましょう!
アキトつながり?(笑)
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