金メダルに一番近い?オリンピック新種目スポーツクライミングのルール解説

スポーツ

2020年の東京オリンピックでは、新たに正式登録された競技がいくつかあります。

その中でも多数の金メダルに一番近いのではないか?と言われているのがスポーツクライミングです。

 

最近はスポーツクライミングを楽しむ方や施設が増えてきて、日本国内のスポーツクライミング競技人口は60万人位だと言われています。

600,000人と言われてもピンと来ませんが、社会生活基本調査によると

・柔道      652,000人
・剣道      692,000人
・ゲートボール  831,000人

となっていますので、何となくイメージ出来るでしょうか。

って、柔剣道人口よりゲートボール人口の方が多いんですね。

 

そんな現時点ではゲートボールよりも少ない競技人口のスポーツクライミングですが、実際の試合を見ると競技内容の奥深さに一発でハマります。

精神力や体力だけはなく先を読んだ戦略をたてる必要もあり、ありとあらゆる能力を駆使しなければ勝つのは難しい競技です。

 

さらに世界戦で活躍している日本人選手が美男美女ばかりなのも、スポーツクライミングで見逃せないポイントの1つです。

金メダルが射程圏内で選手が美男美女揃いのスポーツクライミングについて、今のうちに詳しくなっておけば東京オリンピックの時に盛り上がれること間違いなしです!

 

とは言えスポーツクライミングのルールって、よく分かりませんよね?

と言うことで今回は、スポーツクライミングのルールを出来るだけ簡単に解説していきたいと思います。

現時点では「スポーツクライミングって何?」という方でも、この記事を読み終わる頃にはスポーツクライミングについて詳しくなっていると思いますよ。

 

記事の最後の方には選手紹介もありますので、お急ぎの方は目次を開いてジャンプして下さいね。

スポンサーリンク

2020東京五輪新種目のスポーツクライミングとは?

ほとんどの方がクライミングと聞くと、画像のように岸壁をよじ登っていくロッククライミングのシーンを思い浮かべるのではないでしょうか。

 

このロッククライミングには、壁を登るために

・道具を使う   エイドクライミング
・道具を使わない フリークライミング

の2つに、大きく分けられます。

 

2020東京オリンピックで正式種目になったスポーツクライミングは、道具を使わないフリークライミングが源流となっています。

フリークライミングとは?

 

フリークライミングのフリーとは、道具に頼らないという意味のフリーです。

ここで言う道具とは、登るために使用するアブミやボルトなどの道具や器具のことを指します。

ですから、地面に落下して怪我をしないためのロープやクッションなどの道具は使いますよ。

 

このフリークライミングから冒険性や危険性を排除し、スポーツ面に特化したのがスポーツクライミングと言えるでしょう。

スポーツクライミングを一言で説明すると?

 

スポーツクライミングを一言で言うと、安全性が考慮された環境で、ホールド(人工突起物)がルート設定された人工の壁を、ルールに従い自分の手足のみを使用してタイムや課題達成を競うクライミングとなります。

「一言じゃないじゃん!」というツッコミは聞こえないことにして、次はスポーツクライミングの競技について解説していきますね。

 

国際スポーツクライミング連盟(International Federation of Sports Climbing、以下IFSC)が認定するスポーツクライミング競技は以下の3種目です。

・ボルダリング(Bouldering)
・スピード(Speed Climbing)
・リード(Lead Climbing)

これまでは上記を個々に競技して勝敗を決めていたのですが、さらに2020東京オリンピックでは、上記の3種目を1人でこなす

・複合(Combined)

が新たに加わることになり、勝つためには様々な要素が求められるようになりました。

 

他の競技を使って分かりやすく例えると、

・100m走
・走り幅跳び
・マラソン

これらの総合成績で予選通過の順位が決まり、決勝戦でもこの3種目で戦うといった感じですね。

え?余計に分かりくいですか?(汗)

 

今までは短距離だけ速いとか持久力だけはあるとか、どれか1つだけ特化していれば上位に食い込めたのですが、複合(Combined)が加わった事によって瞬発力やジャンプ力に加えて持久力や戦略など、あらゆる要素を総合的に持っている人でなければ勝てない競技になったと言うことですね。

 

では次に、各競技のルールを公式動画の説明を見ながら解説していきますね。

動画を再生する際には、くれぐれも音量にご注意下さいね。

スポンサーリンク

ボルダリングを動画で分かりやすく解説!

 

ボルダリングを英語で書くとBoulderingですが、読んで字の如く「Boulder」+「ing」で出来ている言葉です。

「Boulder」は英語で「大きな岩」という意味で、元々はロープなしで大きな岩を登るロッククライミングの一種をボルダリングと呼んでいたのですが、いつしか独立したスポーツになっていたそうです。

 

日本でスポーツクライミングと検索すると、ほぼほぼボルダリングと出てくることからも分かりますが、日本はボルダリング大国と言われるほどボルダリングが盛んです。

当然、世界レベルで活躍している選手も多いのがボルダリングとなります。

東京五輪新種目のボルダリングを一言で説明すると?

 

命綱を使わずに壁をいくつ登れたかを競う競技

 

一言過ぎて身も蓋もないので補足しますと、

ボルダリングとは高さ4m程度の壁に設置された最大12手程度のハンドホールドを使い、厳しく設定されたコース課題(ボルダー)を制限時間(4分~5分)の中でいくつ登ったかを競う競技です。

 

ボルダリングの特徴

・命綱を使わない
・落下しても時間内なら再挑戦可能

 

ボルダリングの勝敗の決め手は?

最上部のホールドを両手でしっかり保持し2秒ほどキープするとクリアと見なされます。

ボルダリング競技の動画を見ると最上部で選手がこちらを見ているシーンを目にしますが、この時は審判の方を見てクリアの判定を待っているのですね。

 

完登ボルダー数>ゾーン獲得数>完登に要したアテンプト>ゾーン獲得に要したアテンプトの順番で順位が決定され、これらも全て同じであった場合はカウントバックが適用されます。

※アデンプトとは試みという意味で、課題をクリアするまでに何度トライしたか?の回数を指します
※カウントバックとは、1つ前のラウンドの成績を採用する方式です

 

つまりボルダリングでは、なるべく少ない手数での完登と多くのゾーン獲得が勝利の鍵となります。

最初にコースの下見をするオブザベーションの時点で、どれだけ最短距離をイメージ出来るか?そして実際の試合でイメージ通りに出来るか?がとても大切になってきます。

スポンサーリンク

スピードを動画で分かりやすく解説!


スポーツクライミングの中で、一番勝敗もルールも分かりやすい競技がスピードでしょう。

その名の通り、登るスピードを競うスプリント競技です。

 

フリークライミングにしてもロッククライミングにしても、戦略を練って難しいコースをクリアするのがクライミングの醍醐味とも言えますから、スピード競技は少し異色と言えるかも知れませんね。

そのためか日本ではあまり馴染みがない種目ですが、見ている方はその速度に圧倒されてエキサイティングする種目でもあります。

 

現在15mでの世界記録は、男子が5秒60、女子は7秒53です。

15mと言えばビルの3階に相当しますから、そこを自分の身体だけを使って6秒足らずで登ってしまう訳です。

重力が働いているのか疑わしくなりますよね(笑)

東京五輪新種目のスピードを一言で説明すると?

 

高さ15mの壁をどれだけ速く登れるかを競う競技

 

こちらも補足しておきますとホールドの位置は決められていて、選手には事前に告知されています。

ですから予め同じ環境を用意しておけば、いくらでも事前練習が可能な競技とも言えます。

 

スピードの特徴

・命綱を使う
・コースは事前告知され世界共通
・落下したら終了

 

スピードの勝敗の決め手は?

スタートの合図で隣り合ったコースの2選手が同時に登り始め、トップのスイッチを押した時点でのタイムが記録となって勝敗が決まります。

速ければ勝ちの競技ではありますが、実際は対戦相手よりも自分との戦いだと思います。

 

スポンサーリンク

リードを動画で分かりやすく解説!

 

スポーツクライミングの中で一番歴史が古く、そして一番長い距離を登る種目がリードですね。

 

選手は高さ15m以上の壁を登りながらホールドにロープをかけ、安全性を確保しながらゴールを目指します。

その様子はスポーツクライミングの中で、本来のクライミングに一番近いスタイルとも言えるでしょう。

 

東京五輪新種目のリードを一言で説明すると?

 

15m以上の壁を安全性を確保しながらどこまで登れるかを競う競技

 

こちらも補足しておきますと、高さ15m以上の壁に最長60手程度の難しいルートが設定されています。

壁に設置されたクイックドローにロープを引っ掛けながら「どこまで登れたか」を6分の制限時間内で競う競技です。

 

リードの特徴

・命綱を使う
・ロープをかけ忘れたら反則
・落下したら終了

 

リードの勝敗の決め手は?

完登すれば勝利ではありますが、なかなか難しいのがリードです。

 

  • ルートには下から順にホールド番号があり、到達出来た番号でスコアが決まります
  • 勝敗の決め手は選手がどこまで登ることが出来たか?の高さ(獲得高度)で決まります
  • 完登しなかった場合には、墜落・時間切れ・反則をした時点の高度が獲得高度となります

 

15m以上の壁はとても高く感じる上に傾斜もかかっていて、目の前にした時のプレッシャーは相当なものになります。

リードで勝利するためには少ない体力で高さを目指すためのスタミナ配分と持久力、それに加えてルートの中で上手に休息をするための戦略性も重要です。

 

体力、精神力、頭脳、技術、全ての要素がリードでは必要になってきます。

 

スポンサーリンク

複合(コンバインド)を動画で分かりやすく解説!

 

それぞれ特徴の異なる3種目

・ボルダリング(Bouldering)
・スピード(Speed Climbing)
・リード(Lead Climbing)

の全ての成績で勝敗を決めるのが複合競技のコンバインドです。

 

競技はスピード→ボルダリング→リードの順に行われるので、ここでも選手は体力の配分に注意が必要ですね。

動画での説明にもある通り、3種目の順位を掛け算した数値がポイントになり、ポイントの少ない選手が勝利となります。

 

出典:JMSCA Competition TV

 

この架空の結果を例に解説すると、

 

1位の選手Aは 位×位×位なので15ポイント

2位の選手Bは 位×位×位なので16ポイント

 

選手Aはボルダリングでは1位なので選手Bに勝っていますが、スピードやリードは選手Bに負けているのに総合で1位を獲得しています。

言い換えると複合競技では、3種目中2種目負けていても1位になれるという事ですよね。

 

3位の選手Cスピードで1位を取れたけれど、他がふるわず4位と5位

4位の選手Dリードで1位を取れたけれど、他は5位と6位です。

選手Cと選手Dは各種目の順位だけを見れば大差無いように見えますが、総合ポイントは10ポイントもの差が付いてしまっています

 

どれか1種目だけ突出していても他の種目の順位が低ければ上位には食い込めない、まさに複合競技ですね。

全てにおいてバランスのとれた選手でなければ勝利出来ない、それがスポーツクライミングの複合競技ということなのでしょう。

 

この複合競技が、東京2020オリンピックで採用されたのはスポーツクライミング日本チームにとって吉なのか凶なのか…経過を見守りたいと思います。

スポンサーリンク

スポーツクライミングのルールを一言で説明すると?

 

2020東京オリンピックの新種目スポーツクライミングは

・ボルダリング(Bouldering)
命綱を使わずに壁をいくつ登れたか

・スピード(Speed Climbing)
高さ15mの壁をどれだけ速く登れるか

・リード(Lead Climbing)
15m以上の壁を安全性を確保しながらどこまで登れるか

 

これら3種目の順位を元に総合競技を行い各競技の順位を掛け算でポイントを算出するので、トータルバランスの良い選手が有利になります。

スポンサーリンク

スポーツクライミングオリンピック強化選手はこちら

 

第4期 JMSCAオリンピック強化選手に選出された男女14名をご紹介します。

それぞれの名前の下の青枠の中をタップすると、選手についての詳しい情報が見れます。

青枠が無い選手は現在作成中ですので、更新をお楽しみに!

 

男子Sランク

藤井 快選手

 

 

楢﨑 智亜選手

 

 

楢﨑 明智選手

 

 

原田 海選手

 

 

男子Aランク

杉本 怜選手

 

 

土肥 圭太選手

 

 

石松 大晟選手

 

 

女子Sランク

野中 生萌選手

 

野口啓代選手

 

 

女子Aランク

伊藤ふたば選手

森 秋彩選手

 

平野 夏海選手

 

女子Bランク

谷井 菜月選手

 

倉 菜々子選手

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました